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支配する者
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「そ、そんなつもりじゃ…」
『どんなつもりだったかなんて関係ねぇんだよ』
「…馬鹿なやつ」
白羽と安西のやりとりをじっと聞いていた金子が小さく呟いたのを、白羽は聞き逃さなかった。
『金子、誰が馬鹿な奴だって?』
「安西です」
『そうか。それじゃあどうして馬鹿なのか、安西に説明してやってくれ』
「はい。」
うっすらと自嘲的な笑みを浮かべた金子は安西に向かって言葉を投げかける。
「お前が言ったんだろ?“抵抗しても逆に酷い目に遭うだけだから、何をされても何をさせられても従おう。そうすればさっさと終わるから”って」
「っな、馬鹿、ばらすなよ!」
うろたえた様子で大声を出す安西。
《パシンッ!!》
「んっ…!」
『で?金子、お前はなんて答えたんだ?』
安西がすかさず口を開く。
「こいつ、“そうだな。風紀委員長だか何だか知らねえけど、好き勝手しやがってマジむかつく”って言ってました!」
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