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番外編 僕の名前を呼んで
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恋に落ちてから、辛いことばっかりだった。
君は僕なんて見てくれていない。
僕は君しか見えないのに…
不公平だって、世界を恨んだ。
けどね、それは僕も同じだったんだよね
大切な後輩を苦しめてきた…何度だって彼を無理矢理笑わせてきた…
咲良くん、ごめんね。
僕は…最低だよ。
泣きそうな顔で僕を送り出した君の笑顔がとても頭に残っている。
そして、その後聞こえてきた押し殺して泣くような声も。
ごめんね。
ごめんね…
僕を好きになってくれて、ありがとう
「…安坂くん」
少し目が赤くなっている安坂くん。
きっと君も、泣いていたのかな…
「君が…ずっと好きでした」
僕の名前を呼んで―葉山 凛 編― END
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