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第33話
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昼食は一緒にコンビニへ行って買ってきた。蒼さんは焼き肉弁当を食べてる、俺はおにぎり1個と唐揚げ。あと、持ってきた桃の饅頭を、デザートにしようと思ってる。
リビングで、アルバム見てた時みたいに並んでラグに座って、唐揚げと焼き肉を交換したりしながら食べ進める。
先に食べ終えた蒼さんが、饅頭を手に取って眺めた。
「桃味の饅頭って言っても、ピンク色でもないし、桃の形してる訳じゃ無いんだな。」
「うん。中のクリームが桃味なんだよ。」
ふわふわ生地の中身に桃味のカスタードクリームが入っている。和菓子より洋菓子っぽい一品。
半分に割って、蒼さんが一口かじる。
「本当だ、桃の味する。」
「これなら大丈夫かなと思ったんだけど…やっぱり1個食べるのは難しい?」
「今日はあんみつも食べたから、結構きてるかも。…ごめんな。」
「ううん、無理しないでいいよ。この半分は貰うね。」
おにぎりの残りを食べ終え、桃味の饅頭の半分を受け取る。俺は全然平気、和菓子なら結構食べれる。
手に持った饅頭の半分を、また半分に割って口に入れる。
「ふわふわっ!美味しい。」
蒼さんが微笑んでこっちを見てる。まだ一口しか食べてない饅頭は手付かずのまま。
「和、」
ぺろっ。
「わっ!」
唇の端を舐められた。びっくりして、心臓が飛び出しそう。
「クリーム付いてた。」
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