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第58話
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「蒼さん、やっぱり別々に…、」
「和、毎回それ言ってる。」
「でも、毎回聞いてくれない。」
「うん、却下。」
「やっぱりー!」
手を繋がれ、風呂場に連行。蒼さんって、たまに強引。
「ほら、サッサと脱ぐ!」
「…うー、はい。」
覚悟を決める。ぱっぱっと脱ぐ彼に合わせて脱ぐ。ここでモタモタすると、強制的に脱がされて恥ずかしい思いをする…経験したから懲りた。
もうね、脱がされるのはめちゃくちゃ恥ずかしいよ。パンツとかはね、もう!もう!爆発するよ!
「まだ?」
「あ、ごめん。寒いよね、先に入ってて、」
冬はたくさん着込むから、なかなか直ぐには全部は脱げない。特に、今日はボタンの付いたカーディガンとシャツを着てきたから…。
「いいよ、待つ。」
早くしないと、風邪引かせちゃう。焦る気持ちの所為で、シャツの小さなボタンが上手く外せない、うう…不器用なんだよ。
「和、手退かして、」
彼の指が伸びて、俺の手を潜ってボタンを外す。嘘みたいに、スムーズに穴を通るボタン。長い指が、すっすっと下へ降りてシャツが開いた。
肩を滑らせる様にシャツを取られる。保温効果のある下着も脱がされ、チノパンのボタンを外されそうになって、ハッとして慌てた。
「待って、自分で出来るよ。」
「うん、知ってる。」
そう言って、あっさり外された。続いて下ろされるチャック、落ちるチノパン…。とうとう、ボクサーパンツに手が掛かる、
「ダメ、爆発する!」
「…しないだろ、」
「するもん!…気持ちが。」
「ぶっ!あはは。」
楽しそうに笑ってる。もうって睨んだら、ごめんって謝って頭にちゅってキスされた。短くなった髪の毛は、緩い天パの所為で毛先が少し丸まってる。
「ふわふわだ、気持ちいい。」
嬉しそうな彼の声。頭にすりすりしてるから、今の内にと思ってそろそろとパンツを脱いだ。何時もの様に腰へタオルを巻く。
「蒼さん、お待たせしました。」
「あれ、いつの間に脱いだんだ。」
「トラップに引っかかってる時に、」
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