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友達の伊藤君
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「伊藤君、ごめん。遅くなって」
はぁはぁ
久しぶりに全速力で走ったから、息切れが止まらない
「そんな急がなくてよかったのに」
膝に手をつき、息を整えた
「それで?何処に行くの?」
「とりあえず、ゲーセンでも行く?」
あぁ、と返事をして駅前のゲーセンに行った
しかし、俺はゲームは苦手なのだ
ウロウロしていたら、アクセサリーのクレーンゲームを見つけた
お兄さんに似合いそう
シンプルなシルバーのクロスに彫刻が入った物だった
お金を入れて、早速トライ
「あーぁorz」
「なに、これ欲しいの?」
「うん、似合いそうだと思って」
「?取ってやろうか?」
「いや、俺が取る」
「じゃあ、指示だけ出してやるよ」
もう少し左
そう、後少し後ろ
伊藤君は、俺に指示だけ出してくれて3回目でやっと念願のアクセサリーを手に入れた
「伊藤君!ありがとう」
「いいって、腹減ったな。とりあえず、ファミレスでも行く?」
昼時という事もあって、ほぼ満員状態のファミレスは、居心地が良いものでは無かったが、誘ってくれた伊藤君の手前我慢して案内された席に座った
伊藤君は、いつも俺に優しくしてくれる
いい人だ(*´Д`*)
(伊藤君の下心など、知る由も無い)
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