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全部ください後輩くん※
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羽島は本当に未経験なのだろうか、
目の前の光景を見て神楽の中に呆れ気味の疑問が浮かんだ。
「っん、ん……きもちい?ひじりさん」
「……っ、ああ」
「ぅわ、よゆーないかお、っん、えろ」
すっかり神楽の怒りがなくなったのを見ていつもの調子を取り戻した羽島は、
お前はどこぞのAV女優か、と突っ込みたくなるようなフェラを神楽にしていた。
根元まで咥えたり、見せつけるように舐めあげたり。
女より上手いんじゃないかと思える舌技で神楽は追い詰められていて。
咥えている本人は余裕そうに先端にキスなんてかましてくるのだから神楽は少しむっとする。
だが、それに反応したのはもう一人いて。
「……っ、ん、きいち、ちょっと、まって」
「……真咲さん?」
既に1度吐精してとろけた顔で肩で息をする真咲は、
後ろを解そうと指を宛がう大神をやんわり制した。
止められた事に不思議そうに大神が真咲を見れば、
真咲は潤んだ瞳を揺らして何か迷っているようで。
じ、と見つめて促せば遠慮がちに口を開く。
「お、俺も、あれ、していい……?
多分、すっごい、下手だけど……だめ……?」
「…………」
神楽と羽島の方をちらりと見てから窺うように見てくる真咲に、
大神は思わず驚きできょとんとした顔をしてしまう。
それに真咲はますます顔を赤くして俯いた。
「……ごめん、やっぱいい、俺羽島みたいに上手くないから、気持ちよくないと思うし……
い、言ってみただけだから……忘れて」
「いや、羽島さんくらいやられたら逆に引きますけど……
というか、いいんですか?俺としては願ってもない事ですけど」
「だ、って、いつも俺ばっか気持ちよくしてもらってるから、
俺も希一の事、気持ちよくさせたい……」
「…………じゃあ、お願いします」
顔を真っ赤にして言われたそれにきゅんとしつつ、
大神は真咲の頭を撫でてふわりと笑う。
真咲は撫でられた手に少しすり寄ってから、
ぎこちない手つきで大神のモノを取り出した。
「気持ちよくなかったら、その、好きに動かしていー、から」
「しませんよ、そんな可哀想なこと」
「……、……ん……む……」
また頭を撫でられて嬉しくなりつつ、
真咲は遠慮がちに大神のモノに口づけた。
そして歯をたてないように慎重に咥えて、
ちろ、と恐る恐る舌を動かす。
「ん、んん……」
「可愛い……」
たどたどしいながらも、手を添えて一生懸命してくれる姿に、
大神は可愛いなあと優しく真咲を撫でる。
舌の動きだとかは初心者らしく拙いが、
それでも自分のために真咲が、と思うだけで大神にはじゅうぶんだった。
「お前、も、マサくらい初々しくていいんだけどな」
「っん、他の名前呼ぶなんて、妬けちゃうっすね」
「っ…、……」
じゅる、と吸う動きまでしてきた羽島に、
神楽はつい声が出そうになるがなんとか持ちこたえる。
別にこれだけ上手いからって引きはしないが、
余裕のない姿も見てみたかったと少し思った。
「ん、んむ……っ……んん」
「無理しないでくださいね、
途中でやめても大丈夫ですから」
「……気持ちよくない……?やっぱり……」
「いいえ?ちゃんと気持ちいいですがただ、
真咲さんの嫌なことはさせたくないですから」
「俺、ん……きいちの、ために何かするの、すきだから……大丈夫」
ああ、嬉しい事を言ってくれる、と大神は笑う。
こんな事を言われて奉仕されて、
それで感じない男なんていたら不感症だ、と思って
つい真咲の口のなかのモノを膨張させてしまい
真咲は少し苦しそうにしたが、それでも嫌がりはせず一生懸命で。
「……、……ほんと、好きです、真咲さん」
「……っん、ん……おれ、も」
は、と少し余裕のない吐息を漏らしながら真咲の前髪をかき分けてやると、
こちらを窺うように見る涙目と目があって。
笑いかけると嬉しそうにするもんだから
ぎこちない舌の動きや手つきなんて関係なく余裕なんてなくなってしまう。
「んん、聖さんも、ああいうの言ってもいいん、すよ」
「っ……んな余裕、ねえよ」
「……手加減、しましょー、か?」
「……ざけんな」
代わりにわしゃわしゃと羽島の頭を撫でてやって、
そうしたら羽島の動きがさらに増して少し焦ってしまったが、
こいつもこいつで可愛い、なんて心の中でのろけて。
「……っ……もういい、口離せ鶴人」
「んぁ、やら、口に出して、ほら」
「っ……ばか……!」
「っんん……っ、……は、苦……」
そろそろイきそうだと羽島を離そうとしたが、
羽島は離れる事なく寧ろ搾り取るように舌の動きを激しくして。
それにたまらず神楽は羽島の口に出してしまい、
慣れたようにそれを舌で受け止めてごく、と喉を鳴らした羽島は、
苦いと笑って白く汚れた舌を出す。
「お前ほんと、AV女優か」
「えー、褒められちゃった」
「褒めてねえよ、俺じゃなかったら引いてるぞ」
「はは、ありがと、聖さんすき~」
初めてで戸惑う羽島をリードして、なんて思いがなかったわけじゃないが
これはこれで羽島らしい、と神楽は笑って羽島の頬にキスをした。
「ん、ん……」
「っ……真咲さん、も、いいです」
「……え……ぁ、んん…っ」
「あ……すいません」
大神も真咲の一生懸命な奉仕にイきそうになって
真咲の口から自分のモノを抜こうとしたら、
その拍子に舌先が敏感なところを掠めて
つい真咲の顔に出してしまった。
所謂顔射というやつに、真咲は少し残念そうで。
「すいません、すぐ拭きますから」
「……ん……勿体ない、希一の」
「……こら、舐めなくていいです」
少し慌ててティッシュを探そうとした大神に、
真咲は舌を出して口周りについたものを舐めとる。
勿体ない、と言ってするそれを制そうとしたら
だって、と真咲が心なしか寂しそうにした。
「だって俺と希一じゃ子供できないし、いや、できても今作っちゃだめだけど……。
でも、だからせめてっていうか、なんていうか」
「……?」
「希一の、は、全部体ん中ほしい、全部受け止めたいから……」
ああ、天然でこれ言うとか怖いな、と
大神だけでなくうっかり神楽と羽島も真咲の言葉にきゅんとしてしまって。
勿論言われた大神の理性がぐらりとするのは仕方ないことで。
がば、とその場に真咲を押し倒してふ、と笑う。
「じゃあそのぶん、今からたくさんあげますから」
「……ん、ちょーだい、希一の、ぜんぶ」
するととろけた顔でそんな事を言うもんだから
大神の理性が思わずぷつんといきそうになった。
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