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王妃の祈り・3 (R18)
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踊り子の衣装が、いつもより乱暴に剥ぎ取られる。
温かい大きな手のひらが、オレの薄い胸を這い、首を撫で、頬を撫でた。真っ黒な瞳が、オレをじっと見つめてる。
「月がどうした?」
深い声で問いつつ、王様が唇でオレの唇を封じた。
肉厚の舌が口中に差し込まれ、オレの舌を絡め取る。舌の縁をぞろっと舐められ、「んっ」と息が詰まった。
甘い舌、甘い唾液。
どんどんと深くなる口接け。大きな手のひらが胸から肩、肩から背中に回される。
ゆっくりと愛撫されて、それだけで気持ちイイ。
「ん……う……」
重なった唇の合間から声を漏らし、オレは王様の広い背中に縋った。
「んっ、……あの、ルリ様から言い伝えを聞い、て……っ」
体に愛撫を受けながら、息を乱しながら、オレは何とか例のおとぎ話を、王様に伝えようとした。千夜の舞いと、祈りの話。今までのことと、これからの祈りを。
でも王様は、自分で訊いておきながら、オレが答えてる間も手加減してくれるつもり、ないみたい。
「だからオレ、月にっ……ああっ!」
喋ってる途中、乳輪を噛まれて身をよじる。
手首に巻いたままの鈴が、王様の背中でシャンと鳴った。
乳首をねっとりと舐めながら、王様がオレの腰の絹帯をほどく。絹のズボンも一気に脱がされ、無造作に床に放られた。
生まれたままの姿にされて、広い寝台の上、息を弾ませながら王様を見る。
「月に、祈りを……」
荒い息の中でそう言うと、王様が寝台から立ち上がった。
金の留め具を外し、バサッと床に放られる豪華な服。白いシャツを脱ぐと、月明かりによく映える、美しくたくましい体が現れる。
何度見てもうっとりとしてしまう、均整の取れた完璧な肢体。オレとは違う、男らしい引き締まった筋肉に、ぽうっと見惚れる。
「もう月の話はするな」
熱のこもったような口調で、王様が短く言った。
「女の話も、不快だ」
女って……ルリ王女のこと?
「でも……」
反射的に呟いて、さっき「でもは禁止」って言われたことを思い出した。
慌てて口を閉じたオレに、王様が少し乱暴にのしかかる。
「月に舞いを捧げるような真似も、禁止だ。いいな?」
キッパリと言って、オレをベッドに組み伏せた王様は、ちゅっと軽い口接けの後、オレの首筋に噛み付いた。
「ああっ」
びくん、と体が跳ねると同時に、手足の鈴がシャラっと鳴った。
王様の首に腕を回すと、抱き起されてひざ立ちにされる。
「どうしてです、か?」
禁止って言われる理由が分かんなかった。月に舞いを捧げちゃいけない? ……どうして?
背中を撫でられ、腰を撫でられ、お尻をぐいっと掴まれる。
尻の谷間に太い指が這わされて、入り口のつぼみを優しく撫でる。
バラの香油をまとった指が、オレのつぼみを咲かせる間、オレはずっと王様に縋り付き、息を詰め、広い肩に口接けていた。
月がオレ達を照らしてる。
太く長い指が、ずずっと中に入ってくる。
「んっ、は……っ」
堪えても堪えても、どうしても漏れる声。ゆっくりと穴を拓かれる。
焦らすように、ゆっくりと入り口をくすぐりながら、王様が耳元で言った。
「何度言わせる気だ? お前はもう月の舞姫じゃない、オレの王妃だ」
と、2本に増やされた指が、いきなり中のしこりをぐりっと突いた。
「ああーっ」
耐え切れずにのけ反ると、手首の鈴が音を立てる。
「オレのためにだけ踊れ、アイタージュ!」
怒ったみたいな言葉と共に、荒々しく唇を奪われる。その間も、彼の指はぐいぐいと中に入り込み、オレを淫らに咲かせてく。
感じる場所を掠られるたび、腰が揺れてうめき声が漏れた。
甘い愛撫、強引な指に体温が上がる。
オレはとっくに王様だけのものだけど、でもそうやって独占欲を言葉に出して貰えると嬉しい。「オレのものだ」って、何度言われても嬉しい。全身が震える。
「アイタージュ、知らないのか?」
オレの腰をぐいっと掴み寄せ、王様が言った。
「月は男神だ!」
その瞬間、ぐぐっと下から串刺しにされた。
「はっ、ああっ!」
悲鳴を上げるオレの中に、王様がゆっくりと挿って来る。
太く大きな肉の杭が、みしみしと後腔に打ち込まれ、たまらず王様の首に縋り付く。
もう何度も、数えきれないくらいの儀式を受けて、王様のためにと変えられた体。もう痛みは感じない。快感と愛を与えられ、最奥まで貫かれる。
「ああっ、好き……っ、セレム様……っ」
男らしい首にしがみついたまま、感極まって口走ると、王様が耳元でふっと笑った。
胎内に埋め込まれた太い杭が、ずずっと引き抜かれ、また埋め込まれる。掴まれた腰を上下されるたび、手首の鈴がシャランと鳴った。
「あっ、んああっ、ああっ、ふあっ……」
はしたなく声が漏れる。
抱き合ったまま、王様のひざの上で激しく踊らされる。
高まってく快感に、腰が勝手に揺れ始める。体の力が抜けそうになるのを、必死で必死で我慢する。
「他の男に手を伸ばすな」
耳元にくれる低い囁き。耳の中も侵される。
王様の湿った舌の感触に、腰から首筋まで電流が走った。
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