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本宮side1―4
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俺はスタジオを片付け自室に戻る。
澪はまだ仕事をしている様だ。
俺はコーヒーを入れて、さっき撮ったばかりの写真を確認する。
大間を被写体にした中では今までで一番いい出来だ。
いっそ、二人ペアで専属モデルになればいいのに。
そうすれば常に撮影はスムーズに進むし、いい写真は撮れるし悪い事は見付からない。
「そんな写真みてニヤニヤしてたら、本当に噂通りただの変態だよ」
「仕事だ…ほっとけ。お前はもう終わったのか?」
「とっくに終わってる」
「ならさっさと帰れ」
何故か妙に苛めたくなる。
反応が面白いからだろうか…。
見ていて飽きないし、こいつの感情を乱してやりたい衝動に駆られる。
「俺も帰るから、お前もさっさと出ろ」
「……嫌だ……」
嫌だ…ね。
歳に似合わないくらいの色気と落ち着きを持っているのに、たまに出る子供っぽさ。
それは必要以上にこいつを可愛らしく見せる。
そして…ほだされる。
今日は早く帰りたかったんだけど…。
俺は椅子に座り直しまた写真に目を通す。
使えそうなものだけをピックアップして社長に提出。
と言っても、ほとんど俺が提出した物で決まりなので報告程度なのだが。
写真に関してはほぼ俺に一任してくれている。
俺にも一応プライドはあるし、変なものは選ばないから。
俺と澪は互いに言葉を交わすこともなく一時間を過ごした。
「…あんた…まだ帰んないの…?」
「お前が帰らないと帰れない」
「ご、ごめん…じゃあもう帰るよ…」
そう言って怒る澪が可愛くて、ほんの少し遊んでやりたくなった。
これは俺の気の迷い…それと澪に対する好奇心…。
俺が腕を掴むと澪の潤んだ瞳が俺を睨む。
本当に…いい反応をする。
―そんなに帰りたくないなら……少し遊んで行く?―
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