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本宮side2―2
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「この前…あいつを抱きました」
「……それだけ?」
「それから…最中に写真を撮りました…」
「ほぅ……それで?」
「…その日から一度も顔を出しません。もう二週間程…」
「ほぼ毎日ここに入り浸ってた澪が二週間来てないのか!?」
こんな事…社長に話しても仕方ないのに。
俺は自分を整理する為にも吐き出すように話す。
「それで?澪君が顔出さないから寂しいのか?」
「……気になるだけです。何故突然来なくなったのか…」
それをもし聞けたとして俺はどうするんだ…。
嫌だから来ないんだ。
そんなのは分かりきっている事なのに、もしそれを本人の口から聞いてしまったら俺は…正気で居られるんだろうか…。
今まで俺の側に自然に居た澪。
勝手にプライベートに踏み込んできて飽きたから出て行くなんて、そんな事許さない。
そんなガキみたいなこと…されてたまるか。
「社長、近い内にあいつをモデルに写真を撮りたいので、澪に伝えておいて下さい」
「…はいはい…」
それから俺が空いている日を社長に伝え、その中で都合のいい日に来てもらう様に伝えた。
社長は面倒そうにしていたけれど承諾してくれた。
俺は一人になった自室で写真を見つめる。
勿論あの日の澪の写真。
あれを最後になんてさせない。
あの日…あいつを抱いた時もっと知りたいと思ったんだ。
何を考えて…どう思っているのか…。
この先、二人で過ごす未来が見えたんだ。
こんなにも人に執着したのは初めてで自分でも驚いている。
それでも俺にこんな想いを抱かせたあいつなら…こんな俺を変えてくれるかも知れない。
そんな奴をみすみす手放すなんて事俺には出来ない。
妙に大人で変に子供なあいつを乱して狂わせてやりたいと思っていた筈なのに、気付けば俺があいつに乱されている。
俺はPCの画面に映る何人ものあいつを一人ずつ見ていく。
必死に快感を求める澪。
欲望を吐き出した瞬間の澪…。
あいつの瞳に唇に俺は狂わされていく。
俺は手をそっと自分の股間に移動させる。
そして硬くなった自分自身を握った。
それはあの日の感覚を思い出しどんどん膨張していく。
俺の右手は欲望を吐き出すために動きを止めない。
自室でこんな事をするのは初めてで…。
それも俺があいつに乱されている証拠…。
「っ……みおっ……」
俺の欲望はあいつの名前と共に吐き出された。
自室で一人、荒い息遣いだけが虚しく響く。
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