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狂おしいほどに3
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「鳴海。だぁめ」
ぎゅうっと掴んだのは、鳴海の首。
「おイタすると、嫌いになるよ?」
鳴海が苦しそうに俺の手に自分の手を添える。
そして、首を横に振る。
「俺、本気で嫌がったよな?俺が本気で嫌がる事はしないって、言ったよね。鳴海。ん?」
首をゆっくり離すと、鳴海は咳き込みながら、涙目で俺を見た。
「ごめ、ごめんね、浩人。嫌いにならないで、お願いっ!ねぇ。いやだ...」
「えぇ?でもねぇ?俺、嫌だって言った事したしなぁ。それなのに、鳴海の嫌は許すの?」
「浩人!」
必死にすがりついてくる姿が愛おしい。
「じゃあさ、ちゃんとお留守番できる?そしたら、ご褒美あげる」
「うんっ」
「良い子」
どうやら、約束は間に合いそうだ。
さて、キスマークの一つでもつけて、帰ってこよう。
そして、一杯愛されてやろう。
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