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リレー
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「あ」
「お?」
「小林くん」
「おぉ、って、庄司くん?」
「あ、こばやし」
こそこそ耳打ち。こいつら友達やったんか。
「おめでとうっす!」
「ありがとさん」
「んー...よし!」
ちょっと悩んだ後に連れてかれたんは、
「...って、俺スタートだってば」
「そうなの?ルールとか知らねぇし!」
「まーいいや、サンキュー」
「なぁ志摩、これ何なん」
「んー、誰んとこ行ったの?」
「柳?と松と宮内弟と小林の友達と小林」
「あっ、じゃーあー」
「いや、もうええで?」
俺の話も聞かずに歩き出す志摩。
まだ続くんかいこれ
「おーい、王子様」
「?」
あぁ、恋の
「あぁ、恋の」
あれ?俺いま口に出した?志摩って王子様と友達やったん?というか志摩、交友関係広すぎやん
「お誕生日おめでとうございます」
「ありがとさんな~」
「じゃあもう、決まり」
「あ、恋のとこやろ」
「もちろん」
笑う顔は王子そのもの
「れん」
「おー、愛!あ、庄司くんやっと来たね~」
「お前、俺大変やってんぞ」
「まーまー、行くよ~」
「は?どこに」
連れてかれたのは、最初におった屋上。ドアを開ける前にデカい声で恋が叫ぶ。
「いっくよーーー!!!」
勢いよく開けられた屋上に押し出され、た、瞬間
「「「Happy Birthday !!!!!!」」」
べしゃ
視界が閉ざされて、甘い匂いがする。
ギャハハハハハ、はぁ、大成功!
聞きなれた声が聞こえる。
「おまえら、」
「シュークリームでごめんね!」
「成功してよかったさ~」
「俺は止めたんだけどね。なにはともあれ」
「「「お誕生日おめでとう!」」」
「もうほんま、...ありがとう!やわ!」
たまには祝ってもらう誕生日も悪くないもんや。
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