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mirror 5
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黒「でも__。このまま死んでもいいやって思った。
その時__。みんなの笑顔が浮かんだ。
かくれんぼ出来なかったな....って...」
赤「もしかして.......」
赤司の怯えた声を聞き。黒子はまた笑い出す。
黒「せーちゃんが思ってる通り。僕はそこから霊となってみんなを待ち続けた。うふふ。だってあの時の僕は君たちで出来ていたから、みんなとずっと一緒に居たかったから。」
赤「い、いや........テツヤ......僕たちを解放しろ。」
まだ可能性はある。あの頃のお兄ちゃんは優しくてカッコよくって.....本当に大好きだった。僕の憧れだった__。
しかし__。
黒「それはだめ。だって
僕、10年も待ったの。
やっと、やっとみんなに会えた
あぁ、会えた。
それからは僕とずーっとずーっと遊ぼうね。」
あの頃のお兄ちゃんはいない__。
黒子がそう言うと赤司の背中を鏡の方に押す。
すると__。
スルっと音を立て
鏡の世界へと閉じ込められた__。
もう、ここから出られることはできない___。
『やっと逢えたね。あーちゃん、せーちゃん、きーちゃん、だいちゃん、しーちゃん!ずーっとずーっと一緒だね。』
そんな声が学校中に響き渡った__。
『今度は絶対に離さないよ。
絶対に........ね......?』
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