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友達のお見舞いに行ったらいきなり襲ってくる鬼畜野郎に恋してしまいました
2.
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授業が終われば、帰宅部の俺と奏太は一緒に帰る。
いつも通り奏太を家まで送り届けてから、近所にある道場へと出向いた。
「失礼しますっ」
声を上げると、迎えてくれたのは奏太とそっくりな顔をした双子の妹、城川奏里(しろかわかなり)だ。
奏太との違いは、奏里は洗練された動きに隙のないオーラを持っているということだろう。
「お願いします。
ほら、早く着替えてー。
みんなまだ来てないけど、すぐ来ると思うから先やってよう?」
「ぅす、師匠」
体調の悪くなってしまったおじいちゃん先生の代わりに奏里が剣道を教えてくれるようになってから、俺は師匠と呼んでいた。
「…その呼び方、どうにかならない?」
「師匠は師匠だ。今日もよろしくお願いします!」
「…ハァ。はいはい」
いつも通り激しい稽古をして、居残り練習も終え、自宅に帰る。
「はー、疲れたー!」
ベッドに寝転がり口に出してみれば、疲れが一気に体を襲った。
「…いっ、てぇ」
最近気になる、体の節々の痛み。
成長痛かなー、嬉しいなー!なんて思いながら眠りについた。
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