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友達のお見舞いに行ったらいきなり襲ってくる鬼畜野郎に恋してしまいました
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30分くらいして、玄関の扉が開いて閉められるのが音でわかった。
西川は出て行ったらしい。
俺がやけに美味い雑炊をもぐもぐしている間、わざわざお弁当をつくってくれたらしいことに若干の申し訳なさを感じる。
…昼を弁当にするって、昼は外で食べろってこと?
昼までに出てかなきゃいけないわけ?
「無茶振りだろ…」
西川の言うことなんてきかない。
それなりに歩けるようになるまでは居座らせてもらおうと勝手に決意する。
「あっ!!やべ、道場に連絡…!」
ケータイで、今日の稽古に出られないことを奏里に知らせなくては。
でもここに連れて来られたとき、気付いたら既に変な拘束台の上だった。
自分はそのとき道着を身に纏っているだけで、荷物はどこにも無かったはず。
…でも、病院に置いてきたということは無いと思う。
西川ならこの家のどこかに持ってきているだろう。
「…くそ、しゃーなし!」
俺は痛む体に鞭打って、俺はベッドから這い出た。
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