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友達のお見舞いに行ったらいきなり襲ってくる鬼畜野郎に恋してしまいました
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まだ比較的無事な腕と脚を使って、腰に刺激を与えないように四つん這いで進む。
くそぅ…だっせー!
何で俺がこんなみっともない…
部屋の扉を痛みに耐えながら開け、廊下に出た。
「廊下…なっげー!!」
進むのが億劫だ、と思ったが、幸い廊下の端にある玄関に見慣れたリュックが見える。
昨日もまた学校帰りに道場に行ったため、道着にリュックという格好で病院を訪れたのだ。
よし、見える範囲にあって良かった…確か昨日は親に連絡してからケータイはリュックにしまったはず。
ズルズルと這うように進んで、リュックを開ける。
「無駄に廊下長すぎ…しんど!」
ズキズキと痛む腰をさすりながら、中にある小さなポケットからケータイを取り出した。
当初の予定通り、奏里のケータイに連絡する。
この時間、あいつなら起きてるだろ…
予想通り、奏里はすぐに電話に出た。
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