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友達のお見舞いに行ったらいきなり襲ってくる鬼畜野郎に恋してしまいました
メリークリスマス!7
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「ぅん…んん、あ…」
グチュグチュ。
卑猥な音と甲高い喘ぎ声がどこか遠くで聞こえて、少しずつ覚醒する。
「ん…?ひぁ、あぁぁあぁ!」
「あれ?感度が……、起きた?」
甲高い喘ぎ声は自分の嬌声で、卑猥な水音は自分の後孔と西川の指が奏でる音だと気付くのに、そう時間はかからなかった。
「あぁ、ん、なに、やって…」
「何って、仰せのままに、ずっと側にいようと思って?」
「ひっ、何の話だ、今すぐ、あぁっ…!やめろよぉ…ッ!」
「覚えてない、か…。
……ね、今やめちゃってもいいわけ?」
すぅっと裏筋を撫でられて、息が詰まる。
わけがわからず、とりあえずぶんぶんと頭を横に振っていた。
すると、
「いっ、たぁ…!?
ぅ、は、吐きそう、気持ち悪いっ!」
頭がぐわんぐわんとして、鈍痛が頭を駆け巡った。
吐き気と頭痛に、情事どころでは無い。
「そんなこれ見よがしに頭振ればね…。
はい、どーぞ」
そこには、用意周到に洗面器が置かれていた。
慌てて手に取って、胃の中のものをある程度吐き出す。
ああ、勿体無い…
悲しい気持ちと口の中に広がる嫌な味に顔をしかめた。
「口、ゆすぎたい…まずい」
「はぁ…、良いとこだったのに。
行ってらっしゃい」
良いとこも何ももう萎えていたが、なんだかんだ行かせてくれる西川は、ちょっとだけ優しいと思う。
やっぱ医者として、弱ってる奴を放っておけないのかもな。
勝手知ったる西川の家の中で、洗面所に行って口をゆすぐ。
開け放たれたドアから西川が洗面器を持ってトイレに向かうのを見て、いたたまれなくなった。
一度吐いてスッキリした俺は、寝室に戻って西川を待つ。
再び洗われて綺麗になった洗面器を持って入ってきた西川に、ひとまず謝った。
「…めんどいことさせて、ごめん」
「ん〜、ま、慣れてるからね。
許したげるぅ〜」
「でも」
おれは西川の胸倉を両手で掴んで軽く頭突きをした。
剣道で叩かれてばかりいる俺の石頭による頭突きは、軽くやっただけでも相当な痛みを生む、らしい。
「!?…いっったーっ!
信じらんない!何すんのぉ!?」
「クリスマスパーティーからさっき寝込みを襲われたところまでの経緯を、全て話せ」
にっこり笑ってみせると、西川は気まずそうに顔を逸らした。
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