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友達のお見舞いに行ったらいきなり襲ってくる鬼畜野郎に恋してしまいました
メリークリスマス!8
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時期外れごめんなさい…汗
今日中に終わらせるので付き合ってくださいorz
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「暴力反対ぃ〜…」
「うるせぇ、もっかいやろうか?」
「…わかったよ、ちぇー。石頭め」
涙目でおでこをさする西川は、ちょっとかわいかったり。
言わないけど。
「シャンメリーに見せかけてシャンパン飲ませたら 僕に甘えながら!寝ちゃったから、道場の方まで お姫様抱っこで!運んで、車でここまで帰ってきただけですぅ〜」
『甘えながら』と『お姫様抱っこで』をあからさまに強調してくるあたりがウザい。
てかお姫様抱っこで往来を歩いたのか!?
近所の人に見られてたら何て言い訳すればいいんだ…!
「俺、シャンパンかシャンメリーかはラベル見て確認したぜ?」
「空になったシャンメリーの瓶にシャンパン詰め替えただけだしぃ〜。
そんなこともわかんないのぉ?」
「わかるかよ!小賢しいやつ…!
てかお前、道場からここまで車で、って飲酒運転じゃ…」
「だぁかぁらぁ、乾杯のときからきみのグラスと僕のグラスをすり替えてたのぉ〜!
僕はずぅっとシャンメリー飲んでたよ?」
…こいつ。
だから注ぎ足された時の味と乾杯の時の味が変わらなかったのか。
まさか最初からとは…油断した。
軽く舌打ちして、吐き気はもう無いが頭痛に頭を悩ませる。
揺らすと余計やばい。
でも、酔いは覚めたみたいで良かった。
正直、グラスにシャンパンを注ぎ足された後から記憶が無い。
変なことを口走ったりしてなければいいが…
「いやぁ〜、酔っ払ったおチビちゃん可愛かったよぉ〜?
僕に甘えちゃって必死に手ェ掴んでさぁ〜
いっつもあれくらい素直になればいいのに」
「はぁ?そんなことするわけねーだろ、アホか」
俺があいつに甘えるなんてあり得ない、と言い切れないのが辛いところだ。
でもとりあえず否定してそっぽを向く。
「…もっと甘えても、良いと思うけどね。
きみも少しはハメを外した方がいいんだよ」
そう言った西川の声は、珍しく真剣だった。
「…医者が飲酒を勧めるかよ、ふつー」
「ふふっ、僕がふつーだと思ってたの?」
「思ってねーけど」
でも、
「…ありがとな。」
俺のこと、心配してくれて。
目を見て言うと、今度は西川がそっぽ向いた。
「その笑顔、反則。襲われたいの?」
顔を横に向けながら西川がちらりと横目で俺を見た。
流し目にとんでもない色気を感じて、頬が赤く染まるのを感じる。
西川が、俺を、見てる。
「な、なにいってんの!
そんなわけねーだろ、万年発情期のお前とは違うんだよっ」
「ふふっ、幸いまだ夜ですし?
時間はた〜っぷりあるからね、さっきお預けくらった分楽しませてもらうよ?」
後ずさった俺の腕を掴み、体格に任せて押し倒す西川。
口調は軽いくせに、その雄の目だけは真剣で、『逃がさない』と告げている。
あ、これ、逃げらんねーわ。
俺は諦めて力を抜いた。
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