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予兆 菅井side
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菅井side
「やあ」
ドアを開くと案の定部屋の外でそいつは座って待っていた
小さい頃から関わりがあったが、性格はどちらかというと真反対で合わない、というか、まず好きではない
小中高と同じ学校で、仕事上、今も切っては切れない関係
つまり腐れ縁だ
「すまん、今日は無理だ。今度埋め合わせる」
そう言ってドアを閉めようとするが、足でそれを制止された
「っと…!」
笑顔を向けてくる
「別にそれはいつでもいいんだけどさ、あんなもの見せつけられて、興味湧かない人間いると思う?」
「それはお前が勝手に俺ん家あがりこんだだけだろ」
「まあ、ああいう状況だとは想像もつかないし?それに浩は最初から諦めてるでしょ?」
部屋の中を指差し首を傾げてくる
面倒くさいが、今ここで帰せばもっと面倒くさくなる
俺は渋々こいつを部屋に入れることにした
「騒いだらぶっ殺す」
「物騒なもんだね」
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