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開始 浩side
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浩side
暫く他愛もない話をしてから、寝静まった壱
寝顔はあどけなく、高校生といってもまだまだガキだと改めて思った
ぱっと見はどこにでもいそうな最近の高校生という感じ
しかし、壱は普通の高校生とは違うものをたくさん抱え込んでる
「今日もだめだったか…」
新しい点滴に取り替えながら小さく呟く
結局この日も壱は朝昼晩とまともな食事ができずに点滴での栄養摂取となった
週に1度の健診や、一晩を共に過ごすことはあったものの、しっかりと1日一緒に過ごしたことは初めてで
思った以上に、出会った頃とあまり変わらず、自己管理できていない事がわかった
手首に繋がる点滴針、小さな体、少し苦しそうな寝顔
自分がしっかりみていなければ、消えてしまいそうな、そんな気がした
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