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変化 浩side
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浩side
点滴をし、落ち着いてきたのか壱は眠たそうにしている
「心配するな、今日はもう寝な?」
そう言い、もうほとんど閉じている瞼にそっとキスをした
壱は苦しそうに眉間に皺を寄せている
寝ている時だけでもゆっくり休んで欲しい
俺は心からそう思った
ほんのり汗ばんだ前髪を横に流してやる
ピリリッー
電子音が部屋に響いた
デスクトップに表示されている名前を見て、寝室を出てから通話ボタンを押した
『やぁ、お取り込み中だったかな?壱くんと』
いつもと変わらない調子の声
「なにか用か、陸」
『俺から電話がかかってくると浩は仕事だとしか思わないんだ?』
「それ以外に話すことなんてないだろ」
『あははっ、つれないなぁ、浩くん?』
俺を挑発するように楽しそうに笑う
こういう時は大抵機嫌がいい
「……何かいい事でもあったのか?」
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