アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
変化 浩side
-
『今回のターゲット滝正史のことなんだけど』
「ああ、あの癌の爺さんか」
癌に侵されている爺さんは、すでに入院させられていて、様子を診に行ったがあと半年も生きられないことが目に見えた
それでも殺して欲しいと思われる爺さんは、というよりお金持ちは悲しいもんだ
『そう、滝正史の依頼者が明日までには殺して欲しいって言ってる。今から来れる?明日の朝早くでもいいんだけど』
そう言われて、俺はリビングから寝室を覗く
「今日中にいく。とりあえず壱の点滴が終わるまで家にいていいか?」
『構わないよ、ゆっくりきて』
「ああ、悪いな」
『ターゲットからしたら延命だからね、喜んでるんじゃない?あ、そうだ、灯台下暗しだけど、考え過ぎも良くないからね、じゃあね~!』
プツッ
一方的に切りやがった
灯台下暗しか…
俺はまた寝室に戻り相変わらず苦しそうな寝顔を見つめた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
52 / 182