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虚風
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息苦しさと嘔吐感に見舞われる中、内田さんは更に激しく腰を振る
僕は残された気力の中で歯を立てないことのみに集中した
「ハァッ、ハァ、かず…、おいしい…?」
無意識に逃げようとしている僕の頭をつかみ、お決まりのセリフを言われる
「んっ、おいひ…れすっ」
僕も咥えたまま、お決まりのセリフで返す
生臭い
気持ち悪い
美味しいわけがない
今まで、自ら威力の強い媚薬を飲み、強制的に快楽に溺れるようにしていた
実際その効果は凄くて、どんなことにでも反応するようになった、自ら求めるようにもなった
行為中は他のことは忘れて快楽に溺れていた
なのに
今は浩の顔しか思い浮かばない
浩、たすけて…
「集中しろっ…っ」
「んんんんっ⁉︎」
勢いよく最奥まで入り込んできたソレから、大量に白濁液が放出された
ある程度喉の奥に出した後は、少し自分で扱いながら、僕の顔にかけてきた
目をぎゅっと瞑る
「飲み込んで」
コク…
「口あけて」
内田さんは僕の口の中に出したものがちゃんと飲み込まれたことを確認し、満足げに頭を撫でてきた
「壱は俺のモノ…」
そう呟いた内田さんは、先ほど出したばかりなのに、またすぐに大きくなったモノを僕の入り口にあてがう
「壱、俺を受け入れて」
「ぁ''……」
ゆっくりとナカに侵入してくる
解されたばかりのそこは、熱を持ちながら招いた
徐々に抜き出しを早く激しくされる
パンパンッ
肌と肌がぶつかり合う音が静かな部屋に響く
「んっ、はぁっ、あっ、ん……」
今までに1番体を交えた回数の多い内田さんを、皮肉なことにも僕の体は覚えていた
僕のナカが内田さんのカタチになる
「ふっ……、ん、ああっ!あっ!」
1番弱い点も重点的に攻めたてられ、どんどんと快楽に溺れてしまう
ズンズンと激しく突き刺さってくる
突かれるたびに腰の傷がシーツに擦れて痛い
「いっ…あっ、あ、あっ、や、あっ、もう、んっ、だめっ、んあ!」
頭の中が真っ白になってくる
更に律動は激しくなる
「壱っ、壱、アイシテル」
内田さんのその言葉を聞きながら
現実との境目で浩が頭に浮かんだ
「僕も…」
そこで僕の意識は途絶えた
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