アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
向風 浩side
-
「何、」
「靴が…」
俺はあることに気づき、靴棚を開ける
やっぱり…
「壱の使ってる靴が、全部あるんだ、物欲のないやつだし、この間お揃いで靴買ったばっかりだから、新しく買ったってのは考えにくいな…」
陸はガリガリと首を掻く
「これは、黒かもしれないね」
俺たちは目を合わせた
「とりあえず、俺の方で色々調べておくよ、ボスには事情は話してあるけど、もう決まってる仕事は片付けてもらうよ。それまでは壱くんの件は俺に任せといて。分かってると思うけどミスは許されない、だからちゃんと体も頭も休めるように、いい?」
「ああ、公私混同はしない。」
ふ、と笑って陸は煙草に火をつけた
「ほいじゃ、もう浩くんは大人しく寝なさい」
「うっせ、どこのババアだよ」
「それを言うならジジイで」
じゃあね、と言う背中に言葉を投げかける
「陸、ありがとな」
勿論、お返しはちゃっかりいただきますので。
そう聞こえた気がしたが無視して俺は戸を閉めた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 182