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新場 草野side
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「涼平さん、声でか…」
2人のうち、成さんよりも少し背の高い黒髪の青年は片耳を押さえながらボスの前まできて、膝をつき手を合わせた
「ただいま戻りました、ボス」
「今回も随分早かったな」
「準備体操にもならない相手ばっかりで、ねぇ、涼平さん?」
青年は、まだ扉付近にいるガタイのいい男に、そう言った
「ははっ、ホント参ったよ?、実が1発で仕留めるもんだから、今回も俺の出番なかったんだぜ?」
笑いながらゆっくり歩いてきたその男は、俺の前で止まる
「んー?見ない顔だな」
撫でまわすように、俺を見た
なんか、怖い…
「ちょうど良かった、紹介しよう。今日からキアロスクーロに入る事になった啓太だ。この子に護身術を教えてやってほしい」
「ああ、この間言ってたやつか、おう、任せとけ、啓太よろしくな?」
「わっ」
頭をガシガシと撫でられる
すごい力…
「啓太の目の前にいるのが、涼平(リョウヘイ)だ。で、こっちにいるのが、実(ミノル)。2人は防務を担当していて、この組織に欠かせない重要な戦闘力だ。」
「ようこそキアロスクーロへ、これからよろしく、啓太」
実さんはそういい、手を差し伸べてきた
俺も手を差し出す
「啓太です、よろしくお願いします」
「実はこの組織の中で1番若くて20歳だ、歳も啓太と近いし、色々聞くといい。早速だが、この建物の中を案内してやってくれ」
そして俺は、実さんと涼平さんに連れられ、部屋を後にした
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