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及川side6
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「及川……。」
俺、分かってるんだ。
岩ちゃんがどんな答えだすか。
だって、もう、マッキーと付き合ってるしか、どうせ、岩ちゃんは、言わないんでしょ?
なら、本人にはっきりいってもらったら、
俺、キッパリ諦めるからさ。
岩ちゃん、お願い、正直に答えて。
「俺、ちゃんと誰が大切で、誰が好きなのか分かったんだ。」
「うん。」
そーだよね。マッキー大事だよね。
わかってる、わかってるけど………
こんなにつらくて、悲しくて、息が出来ないくらいに、追い込まれて、それでも岩ちゃんは、きっとマッキーと番じゃない、付き合ってなんかいないって信じたい……。
もう、駄目だ。
岩ちゃんを目の前にしたら………
ーポロポロっ
「お、おい。及川……?」
「うわぁぁぁぁんっ………っひくっ………
嫌だよぉぉおっつッ………岩ちゃ……いかないで…………マッキーの…こと好きって……言わないでぇ…………っ。うわぁぁあんっつ!」
「?!っ。及川………。俺、まだ何も言ってねーけど……」
「ぅっ………言わなくてもわかる………よ……。岩ちゃん……マッキーのこと………好きなんでしょぉっ……うぇえんっつ……」
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