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灰羽side4
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「ん……。」
夜久さんっ?!
目が覚めたんだっ!!
「夜久さんっ!良かったー!ずっと、目、覚さなかったんですよー(泣)」
「…………?すみません、どちら様ですか?」
…………え?
何言ってるんですか?
冗談きついですよー!
「リエーフですよっ!」
「………リエーフ?誰?」
え………。
ーガラガラ
「おぉ!夜久さん、起きましたか!」
「あ、先生!あの、夜久さんが……」
「どうかしましたか?」
「俺のことわからないみたいなんです…。」
「なるほど…。記憶障害かもしれませんね。」
「夜久さん、自分の名前は、なんですか?」
「夜久衛輔です。」
「では、部活は、何に入っていますか?」
「バレーボール部です。」
「お友達は?」
「うーん?黒尾とかですかね?(笑)」
「こちらの方は、ご存知ですか?」
俺のこと覚えてるよね?
だって、夜久さんの番だよ?
彼氏だよ?
ねぇ、夜久さん。
「……?知りません。さっきから、誰だか全然分からなくて…。」
嘘ですよね?
これ、ドッキリかなんかですよね?!
「灰羽さん、少し来てください。」
「夜久さんは多分、一番大きな存在を忘れています。でも、今、無理矢理記憶を思い出させたら駄目ですよ。だから、思い出すまで、まっててあげて下さい。」
そんな…………。
夜久さん…………。
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