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灰羽side7
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「灰羽くん!ちょっと良い?」
夜久さん!!
あ〜でも、まだ思い出してくれてないな。
だって、呼び方が夜久さんまだ、リエーフじゃないんだもん。
久しぶりにリエーフって夜久さんの声で聴きたいな。
「はい、なんですか?」
とにかく、思い出してもらうまでの我慢!!
「俺ね、一生懸命考えたんだ……」
え?
「何をですか………?」
「でも……駄目だった……
灰羽くんのこと思い出せないっ!どうして?
どうして君だけ思い出せないの?わけわからないよっ!!
どうしたらいいの?忘れちゃった俺が悪いけど、俺だってどーにもてきないんだっっ!」
夜久さん………。
俺は夜久さんをここまで追い詰めてたんだ……。
どうしよう……。
「それでね………。
申し訳ないんだけど、やっぱり何か、手掛かりがほしいんだ………。
駄目かな……?」
「…………夜久さん」
「あ、駄目だよね、普通に考えて。」
「ちがっ!」
?!
…っ!
夜久さんは泣いていた。
どうしたら良いのだろう。
俺は大好きな夜久さんを泣かしてしまった。
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