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赤葦side5
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木兎さんの顔が酷く引きつる。
「………いや。行ったよ……?」
「へぇー。じゃあ、黒尾さんに連絡とっても問題ありませんよね……?」
何故、ここまで隠すかは分からないけれど、言いたいことがあるならハッキリ言ってほしいし、隠さないでほしい。
「あ、………。ご、ごめん!!!黒尾とは今日会ってねーんだっ!」
「何で隠してたんですか…?俺に隠してるってことはやましいことなんですか?」
「いやいや!!全然!!寧ろその逆だっ!」
はぁ……?全く木兎さんが言っている意味が分からず、頭の中が“ハテナ”でいっぱいになっていく。
「………?意味わかんないです。」
「だーかーらっ!赤葦!今日何の日かわかる?」
えっ?今日…………。何の日?誰かの誕生日?あぁ、あの一緒に食事していた女性の誕生日……?
「一緒に食事していた女性の誕生日ですか……?」
木兎さんの顔がみるみるうちに歪んでいく。
「……え。見てたの……?!」
「……はい。買い物に行く時に偶々。」
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