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木兎side4
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赤葦にプレゼントする時計も買ったから、
俺はルンルンしながら俺と赤葦が同居している我が家に向かって歩く。
ハァー。今から、赤葦にプレゼント渡すなんてドキドキする…!
これさ……もしかしたら、試合の時より緊張する……かも……。
てか……してるよな…!!?
ハァ~……。
もう!こんなの俺じゃねーよな!ヨシッ!
でも……愛する赤葦が待っている我が家は何故か真っ暗で…。
何かあったのかと…
そしたら、赤葦の口から出てきた言葉に
俺の顔はどんどん歪んでいく。
まずい、これはかなりまずい。
何か勘違いしてる……。
浮気してるとか思われてるよな……。
しかも、安藤ちゃんと食事ってか、安藤ちゃんが食事してて、俺と話してるとこ見てたらしい……し……。
「え………。あのな……!!」
「言い訳なんてききたくありませんよ……?」
「いや……言い訳ってか……深い訳があるんだよ。」
「はぁ……」
「だから、そのタメには、今日何の日か覚えてないと意味ねーんだわ……」
「だから……あの女性の誕生日でしょう?もう、いいですよ。やっぱり、男同士って駄目なんですよね…。俺じゃ、木兎さんに釣り合わないですよね。」
「えっ?!ちょ、ちょ。赤葦?!」
「いままで、ありがとうございました。これからはちゃんと女性とお付き合いしてくださいね………。冗談でも、結婚しようって言ってくださったときは嬉しかったです……」
そういって赤葦は我が家を出ていった。
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