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夜久side13
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次に俺が目を覚まして見たものは
白い天井、そして、涙目になっているリエーフ。
全部、全部思い出した。
俺は、事故にあって、リエーフのことを忘れちゃってたんだ。
でも、リエーフは、ずっと俺の隣に居てくれたんだ。
だって、その証拠に今も隣に居てくれてるだろ?
「夜久さんっ………。起きて……。」
リエーフは、俺が起きていることをまだ気付いてねーみてーだな。
「夜久さん…。俺が悪かったッス。ちゃんと、レシーブ練習します。文句言いませんよ………?何でいつも俺の前から逃げて行くんですか……?」
ごめんな……。
リエーフは悪くねぇよ。
俺が浮かれてたのがいけなかったんだよ。
逃げてるわ訳じゃないんだよ……。
お前と同じで、お前のことになると、
つい調子のっちゃうんだ……。
いつも心配ばっかさせてごめんな。
ツライ思いさせてごめんな。
もう、離れる気はねーから。
一生、事故なんてしないようにする。
一生、リエーフのこと忘れない。
死んでも。
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