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灰羽side15
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病院に付いてからは、俺は待合室の椅子に座り考えたくもないことをグルグルとループするように考えていた。
…夜久さん、このまま起きなかったら…。
…夜久さん、バレー出来なくなったら…。
…夜久さん、俺だけじゃなくて、みんなのこと忘れてしまったら…。
…夜がさん、夜久さん……。
悲しみを紛らわせるほど、俺は強くないです……。
夜久さんが居ないと、俺は悲しみにくれてしまいますよ……?
これも運命だって、割り切ったら、苦しくも、悲しくもないのかな…?
これを乗り越えたらもっと、もっと強く、堅い絆で結ばれるって考えたら……
でも………
夜久さん、俺は夜久さんが居ないと、景色に色がないようです。
夜久さんが居て初めて色付き始めるようです。
だから、俺のもとを離れないでください。
いつか、俺が死んでいなくなるまで。
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