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夜久side16
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俺は思わず我慢が出来なくなって吹き出してしまった。
「ぶっはははっ!あ~、おかしーっ!あははは。リエーフ、お前天才だよっ!」
「あ…ありがとうございます……?」
リエーフは、何のことか分からないままだと思うが、お礼を言ってきた。
「ハァーっ…ハァー……」
俺はと言うと、笑い過ぎて少し息切れしていた。
すかさず、リエーフが心配してくる。
「と、ところで、何で笑ってたんですか?」
リエーフはそれが気になっていたらしく、
不安そうな顔もちのまま俺を見つめてきた。
「あ~、あのな、お前が珍しく真面目に何か考えてるからさ。お前らしくねーなって。でも、声かけたら、凄い顔して、面白かったからさ、つい。」
俺は、言いながらも、少し含み笑いみたいなのをしていた。
「え……。考えてたの……って……」
みるみるリエーフが赤面していく。
「な、なに……?考えてたこと……なに……?」
リエーフは少し困ったような顔してから、
また、トマトのように赤くなった。
「そ、それは……いくら夜久さんにでも恥ずかしくて言えません……」
リエーフの恥じらっているを見ると、少しイジメたくなった……。
だっ、だっていつも俺がイジメられてるんだもん!きょ、今日くらい………いいよ……ね…?
「……言えよ…お、俺のこと嫌いなの……?俺のこと信用出来ないの……?俺のこと……」
ちょっと演技をしていたら、リエーフはまんまと引っかかって遂には口を開いた。
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