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赤葦side6
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あの後、物凄くイライラしてしまって、モヤモヤした黒い塊をとりたくて、吐き出したくて、木兎さんに当たってしまった。
本当は、誰のものにもなってほしくない。
俺の木兎さんでいてほしい。
男同士だと駄目とか全然思ってないし、
結婚しようって言った木兎さんが冗談を言ったようには見えなかったけれど、今は、口で不安に思ってることを言うしかこのイライラを抑える方法がわからな分からなかった。
行く当てもなく、家を飛び出してきた。
『俺は、木兎さんに怒ってるんだ。』
って自分に言い聞かせて、やけになって木兎さんが分からないような所に行ってやろうって思った。
いつも喧嘩したときは、大体、木葉さんの家にお邪魔するけど、今回はやめよう。
俺は、気を落ち着けるのに丁度いいと思い街中をうろついていた。
するといきなり声をかけられた。
「あれ、赤葦さん……?」
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