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最終話*愛しいあの子♡
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あれから俺たちは大学生になり、それでも付き合いは続いてる。
一緒の大学に行かないって分かった時のさぶちゃんの絶望した顔は忘れられない。
まぁ、その顔が悲しすぎて結局同じ大学に進学したんだけどね!!
因みにさぶちゃんの厨二はまだ継続中。
でも段々と恥じらいが出てきたようで俺の前でしかやらない。
なんかそれも特別って感じがするよね!
「何をさっきからニヤニヤしている、愚民」
「んー?さぶちゃんの事を考えてたんだよ」
「はっ?!」
顔を真っ赤にして、これだから愚民はとか何とか言ってるさぶちゃん。いつまでも君は可愛いねー。
「ね、さぶちゃん。これからもずっと一緒にいようね...?」
手をぎゅっと握って言えば、キョトンとした後に手を握り返してくれた。
「あ、当たり前だ...僕には玲ちゃんしかいないのだから」
ボソボソと小さな声だったけれど、さぶちゃんの愛は俺にしっかり届いたよ。
「三郎、愛してるよ」
こんなに愛しいのは俺の人生の中できっとさぶちゃんだけだよ。
そう言うとさぶちゃんはお花が花開くようにふんわりと笑った。
end
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