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Ⅲ.. Mission,危機を乗り越えて信頼を築くべし!
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「助けてぇぇええええええ」
情けない程声が裏返ってしまった。
あ、ともくん笑ってるな?このやろう。
少しでも近付けるようにバタ足をしてみると、何故か遠のく陸。
あれぇ?おかしいなぁ。
あきらとともくんは何か話しながらこちらを眺めている。
いや助けに来てよ!薄情者!
一方、くぅちゃんと子犬は言い争いをしながら泳いでいる。すごい、二人共泳ぐのめっちゃ上手い。
2人は近くまで来ると腕を伸ばして…。
「「僕/俺に掴まれ!!」」
なんだろうか、僕受けみたいなこのシチュエーション。俺を選べ!!みたいな。
傍観型腐男子にあるまじき状況。
だがしかし。
海怖い、海嫌い!と泣きべそをかいている僕にはそんな事を考える余裕もなく。両手を2人に伸ばし、両者の手を掴んだ。
「ありがどぉぉ」
その後は黙々と泳いで(僕は掴まってるだけ)無事に陸にたどり着いた。
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