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Ⅲ.. Mission,危機を乗り越えて信頼を築くべし!
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そこからはもう地獄でしたわ。
あきらにこっぴどく叱られ、ともくんにはここぞとばかりにネチネチと嫌味を言われると言う。姑か。
「おい聞いてんのか。こっち見ろや」
「す、すみませんでした…」
お怒りのあきらを前に、僕は正座をしています。
仁王立ちが似合う男、あきらさん。顔を上げられるわけがない。怖すぎる。
もう、涙が止まらない…。
グズグズになる僕が可哀想に思ったのか、子犬が声を掛けてくれた。
「先輩、楠久も反省してるし…顔汚ねぇからここまでにしてやりましょう…?」
待って、ちょっと失礼じゃない?
「子犬、甘いぞ。こいつはここまで言ってもまたやるんだ。反省して泣いてんじゃねえ、俺が怖くて泣いてんだよ」
あきらさん、よく分かっていらっしゃる。
反省はしてねーです。
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