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prologue.. 僕らの伝説の始まり。
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これから向かうところは、僕らが通っている桜凛(オウリン)学園高等部の敷地の外れにあるまあまあ小さな建物だ。
その建物には曰くつきらしく、誰も寄り付かない。
僕達以外はね。
「ねぇ、あきら。今日はどうする?」
「今日は誰かさんのせいで気が乗らねえ。俺はパス」
「それ、今日に始ったことじゃないでしょ。副部長なんだからしっかりしてよね」
「俺より気分屋なお前に言われたくないね」
僕らはお互いを罵りながら森の中を歩いていった。
少しすると目的地に着いた。
年期が入った扉を叩くと、ギィ、と音を立ててゆっくりと開き僕より少し小さな男の子が出てきた。
まあ、僕の友人の一人だ。
「なちぃ、待ってたよぉ」
人懐こい笑みを浮かべる友人は正に天使のような可愛らしさと美しさを併せ持っている。
最高の癒しだ。
「えへへ。ありがとね、くぅちゃん」
僕は友人の後ろを友人と一緒に…
ややこしいな。
もういいや、
僕はくぅちゃんの後ろをあきらと一緒に歩いて中に入った。
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