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Ⅱ.. 部長、苦戦中
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全開のカーテン。眩しい朝日。
容赦なく僕を叩き起すあきら。
「おい起きろ。置いてくぞ」
「起きます!待って!」
昨日はあんなに優しかったのに起きると怖いんだから。
急いで着替えて顔を洗うと鞄を持ってあきらの元へ。
「できやした!!」
「ん、行くぞ」
「あい!!」
元気よく返事をすると、あきらに頭を撫でられた。
やだもう、トキメクじゃないの。
可愛いチワワにやって欲しいわぁ。
最近子犬に付きっきりで腐男子らしいことしてないな。
って考え始めたところで子犬の気配。
校舎を見ていると屋上に人影が見えた。
これ絶対子犬。
「あきら、子犬見つけたから先いくね」
「転けるなよ」
あきらに鞄を渡して全速力で屋上に向かう。
なちさん運動は苦手。
「きついよぉ」
靴を履き替えて屋上に向かう階段でバテております。
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