アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Ⅱ.. 僕らと1匹
-
失礼なあきらは置いておいて。
「子犬がいいよって言ってくれたよ。ねえ、ダメかな?ちゃんと教えるし、迷惑かけないから!それにこの子いないと次の章入れない」
「おい それは言うな!」
いやん、ともくん。怒らないで。
友人3人を見ながら必死にお願い。
僕のお願いは今まで無視されたことはない…いや、あるわ。あった。急に不安になってきた。
「…あいつ頑固だからな。認めるしかないんじゃね」
「!!」
あきらがくぅちゃんとともくんに視線を送った。2人は顔を見合わせて、溜め息。
「頷くまで粘りそうだしな。あきらがそう言うなら、認めてやるしかねーだろ」
「僕はぁ、反対だけどぉ…なち、泣きそうだからぁ頷いてあげるぅ」
「ともくん…くぅちゃん…!ありがと!!」
嬉しくて破顔して笑うと子犬が頭を撫でてくれた。
よかったな、って。君の事なんだけどね。
安心して涙出ちゃったよ。
…てかこれ、拾った犬を飼うのを許してもらった子供みたいじゃない?
なちさんめっちゃ我儘言ったなぁ…申し訳ねえ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 65