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「いいって!しよって!」
意味わかってるんすかミヤさん!
最後の方は、悲鳴をあげる。
蒔田の方がお灸をすえられたみたいに、なって。
「わかってるし…」
深山はさも心外だとでもいいたげな顔で、答えた。
「マキが、ホントにそうしたいなら、いいよ」
諦めとは違う、なんだか、達観したかのような口調で続けた。蒔田につかまれた手はそのままだ。
あえてそのままにして。小首をかしげて蒔田を見上げながら。挑発的にニヤリと笑った。
「マキこそ、わかってんの、何するか」
台所の方で、ピー、という電子音が聞こえる。ご飯が炊きあがったと、空気を読まない炊飯器が告げる。蒔田は、その音が聞こえないふりをして。
「わかってます…ちゃんと」
深山をその場に押し倒した。
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