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対等に付き合ってて、好きあってる二人の関係に「ーねばならない」ことなんてあるだろうか。
蒔田から深山に、何かを強要しているつもりなんてまるでなくて。
ーさっきのあれだって、ほとんど冗談の一環だったはずなのに。
もちろん蒔田は、深山と。そういう関係にゆくゆくはなりたいし。深山に対して性的なものを感じないわけではない。いや、近頃はそればっかり感じてしまって、後ろめたさもある。
ーだけどそれは、好きだから。
自然な流れとして、そこに行為がついてくると思ってた。
だけど、深山には。自然なんてものじゃなくて。
「ねばならない」義務感によるものだったなんて。
一気に体温が下がって、下半身が萎えるのがわかった。
押さえつけることになってしまっていた、右手をほどいて。蒔田は深山の上からそっと退く。
いつの間にか外した、深山の胸元のボタンとか、ヘソが見えそうなくらいに乱れたカットソーを整えて。
深山を座らせた。
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