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近所のお兄さん、出現
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誠くんには頭をペコペコと下げ、死ぬほど謝った。
それぐらいに真田が怖かったんですよ。
情けない俺を許してくれ、幼馴染みよ…!
なんて考えていると再び家のインターホンが鳴り響いた。
「は、はーい…」
恐る恐るドアを開けると、その先には…これまた最悪なタイミングで現れた男。
「こんにちは、夏くん」
ニコッと爽やかに笑う彼は、近所のお兄さんの村岡 英(むらおか えい)さん。
「回覧板届けに来たんだけど…って、どうかしたのかい?」
「い、いえ…俺の事は気にしないで下さい…」
どよーんと頭にキノコが生える勢いでじめじめしている俺を心配する英さん。
だけど、英さん…やめてください…
その優しさはとてもとても、傷口に塩を塗りたくるのと同じ事なんです…!!
『あはは、先輩ってば…またですかぁ?』
「ヒッ!?ち、違う!断じて違う!!」
「な、夏くん…?誰に話しかけてるの?」
英さんに言われ、ハッと目が覚める。
どうやら悪夢を見るまで、俺の頭はとんでもないことになっている…らしい。
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