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互いに下衣は、1枚きりになり、そこまで頑張ってくれた千色は、驚きで声を上げた。
「佐倉先生に頂いた、下着ですね。穿いていて下さるなんて嬉しい」
「私は、てっきり、これを、ちぃが穿いてくるものとばかり思っていたんだ。当てが外れたな」
ピンクに白の水玉模様。
可愛い千色には似合いでも、平々凡々などこにでも居そうな男子高校生の私では、些か奇っ怪だ。
佐倉医師のような甘い男前ならば、穿きこなすのだろうが、千色と揃いのものなど初めて持って、浮かれなければ身に付けることもなかっただろう。
「僕も穿きますね、次は。でも、あ、どうしよう」
「何か困ることが?」
「お揃いのブラがありません」
深刻な悩み事を語るみたいに言う千色に、笑いが込み上げる。
「新さま、笑うなんてヒドイ!小百合さんがっ」
「からかわれてるよ、ちぃは。下着が上下必ず一緒で無くても、世の人は気にしていないよ」
人を疑わず、信じやすい千色。
「ですが、女子のたしなみだと」
「ないない。じゃあ、今度あかねにも訊いてみるといい」
「いけません。あかねさんは、そのぅ……」
千色は真っ赤になり口ごもる。あぁ、あかねは生娘なのか。珍しくはない。彼女は私より1つ上で、中学卒業してすぐ、井水本家に働きに来た。住み込みで働ける環境が中学卒業と同時に孤児院を出される彼女には都合が良かったんだろう。で、そのまま、あの屋敷で女性で一番年少で一日中こき使われていたわけだから。出会い等ある筈もない。
事実、千色だって、私に身体を開かなければ、未だに清いままだったろう。
「私の我儘で、ちぃは抱かれた。それは自覚しているし謝りたいと思っていたよ」
私の言葉に、千色は小さく首を横に振り、きゅっと抱き縋ってくれる。
「違います、僕も・・・・・・」
「千色も?」
「新さまに、求められて嬉しかったんです。
あの頃の新さまは、僕から遠くに行ってしまうように思えて、お花も、僕のは、安くて小さくて、
きっと、抱えるような大きさで1本1本が高価な花の花束なんか、たくさん貰える方なのに。
身分が違う方なのに、僕は、ずっとお側に置いていただきたいと思ってしまってたんです。
戸惑いはありましたけど、嬉しかったんです。本当です」
私に対する疑いなど、きっと千色の心には寸毫も存在しないのだ。
純真にただ一途に、私に好意のみを向けてくれる、存在。
私の愛育する天使。
私の心はすべてお前で満ちているのに、どうしても、
ちっぽけな猜疑心が千色の想いを試して安心したいと思う。
「では、偽りないと誓いの口付けをくれるかい?」
鼻が触れそうな距離で、千色はうっとり微笑み、私に口付けをくれる。
彼の背にあるであろう、真っ白な羽に似た、優しい触感を私の卑しい唇にくれるのだ。
私は抱き締め返し、その羽のある根元を撫でる。
ここに、見えない羽を隠し、私の元にとどまってくれる、愛おしき生き物、千色。
現実的な問題、ここは千色の性感帯でもあるから、ぴくっと小さく身体を跳ねさせる。
「久しぶりだから、始めは、わかるね?」
唇を離して、私が囁けば、千色は、こくんと頷き、徐に四つん這いになる。
千色は、素直過ぎて、時々心配になる。
恥らっていないわけではないから、身体中を桃色に染めていて、
這うことで、乳房が重力により更に量感を増す。
頼むから、私以外の前で、無防備にならないでくれよと、祈りたくなる。
「下着をおろしてくれる?」
小さな無声音での、はい を、聞き。
私はその美しい人の痴態に見惚れる。
枕に肩を付き、腰のサイドに細い両指をかけ、股の辺りが既に湿って変色している水色の最後の衣服をプルプル震えながら、少しずつ下ろしていく。
小さく形の良い艶やかな美臀が、徐々に姿を現して
誰も暴いたことのない、秘密の入り口を隠す、筋が露わになる。
完全に露出された美臀の下でたぐまった布を、一息に腿から落として、
足先まで運び、すっと片足ずつ通して、外してしまう。
私の視線に先ず、千色の秘部は犯される。
股間を見え隠れする、女性と男性の象徴。特殊な性を持つ身体。
異常な興奮が私の身体中を駆け回って溢れそうになる。
踝脇に放置された下着。
また揃えて上体を上げるために、顔の脇につく両肘。
「新さま、お願いです。見つめないで・・・・・・恥ずかしくて、死んでしまいます」
切なそうな声が、私の鼓膜までをも魅了する。
その声色もだけれど、視覚に訴える、千色の艶は、甘美に私を誘う。
ぎゅっととじ合わせた内腿。以前に身体を合わせていた頃にはなかった女性の陰部のある部分。
そこから、滲み出てくる愛液の量が、発情するあの女教師よりも潤沢だ。
私の視線で、そうなっているなら喜ばしいことこの上ない。
「もう、ちぃに、ローションは要らないかもしれないね」
そっと、尻に手を触れただけで、大仰に身を震わせる。
内腿に徐々に下ろした指先の動きだけで、固く閉じた合わせをゆるく開き、
私の指の進むのを待っている。初めて触れる、千色の秘部。
軽くスライドしただけで、くちゅっと水音がして、その音を聴覚で拾い、いっそう身を染め行く千色。
「洪水の様。放っておけば、シーツに滴りそうだ」
「いや、恥ずかしい・・・言葉に、しないで・・・あ、ふっ」
阿川医師に、何故か佐倉医師にまで、ここは使用禁止令を出されている。
しかし、女体の一番の性感帯を、この器官は内包する。
千色の場合は、それが外に会って、通常より大きいだけ。
襞をなぞりつつ、千色の小さな雄をやんわりと包み、そっと掌を動かす。
甘い声が、千色の唇から漏れ聞こえてくる。
「撫でるだけか、挿入は指一本で第一関節くらいが限度」だそうだから
そっと、愛してあげなくてはと、己の欲に邁進しかける自分を戒めつつ、背後から覆いかぶさって。
肌と肌が触れ合う面積が増えただけで、千色は安堵の息を混ぜた艶声を上げてくれる。
神秘の身体は、雄からは尿道球腺液を、溝からは膣分泌液を垂らす。
どちらも性交を円滑にするために、身体が作り出す潤滑液。
半分ずつの機能しかないと言うが、その愛液は、私を思ってくれる千色の無言の表現なのだろう
両の掌を、ぐっしょり濡らして、更に満ちて行く。
私の動きのそれぞれに、甘く啼き、熱をあげる吐息と共に、唇が動く。
首を反らせて口付けて、苦しがるのに、口膣を犯し、
しとどに濡れた2種の愛液を、繋がることが許されている後孔へ這わせ、塗りこめる。
絡めている舌が、その衝撃に縮もうとしても離せずに、更に絡め取る。
ほたほたと、綺麗に上向いた口角から、含みきれない二人分の唾液が落ちる音と
背を腹を密着するその部分からのみならず、滑るほどに身体中から発汗され、飛び散る汗の音。
ああ、なんと淫靡なのに、この上なく、私の千色は美しいのか。
久方ぶりな結合をまだ阻む、後孔の蕾は私の中指をやっと咥え込む。
まだまだ、生産される千色の愛液は、ここをとろかせるに、十分お釣りが出そうなくらいだから
ゆっくり、ゆっくり慣らしてあげられそうだ。
今日は敢えて、胸と膣を愛さないつもりだ。
千色には、迷いがある。女性の器官で、悦楽を得ることに。
今までどおり、胸への愛撫を除いて、じっくり愛して、
そして、いつか、その千色の持つ全てを愛させてもらいたいと願う。
どちらの性でも、千色は千色なのだと、お前が本当の意味で自覚してくれるまで。
幸いなるかな、私達には、まだまだ、たっぷり時間があるんだから、待てるんだ。
こんなに早く出会えたことは、けっしてマイナスなんかじゃない。
「あああ、んっ・・・・・・ひゃあ、ゃっ!!」
「ちぃの大好きなところ、可愛がってあげるね」
後孔の男性にしかない、性感のツボ。
そっと愛しても、堪らないらしくて、以前に一度、激しく苛めてしまい、次々、中で達して。
身体が痙攣しまくってしまい、自失して、可哀想なことになった。
元から、出せるものが少ないから、すぐにドライに達してしまうようだと、その時、私は知った。
同性同士の性交例も、千色には少し合わない。
私達は私達なりの、愛の深め方を、今日を始めに学んで行かなければならないね。
「あ、だ、だめ、い、イっちゃい・・・ヒャ、ぁあ~、あら、たっ、さまァ」
「もう少し、頑張って。まだ、無理だよ、指が2本しか入らないのに、ぎゅうぎゅうなんだから」
「ま、前、やっ、やめっ、てっ・・・」
「だめ、いざという時は、押さえないといけないでしょう?」
後孔と雄とを同時に弄られ、千色の身体は、大きく波打つ。
腰が艶めかしく揺れ、私の雄をも刺激するから、そっと身を離せば、
振り返り、感じ過ぎて涙目の瞳が、離れないでと、訴えかけるように見つめてくれる。
「ちぃ、煽るな。まだ、いけない」
「も、くっ、下さ・・・いっ。お願・・・い・・・。ぁはっ、やァ、くぅ~」
腰を激しく揺すり出して、千色は私の腕を掴む。
限界が来そうなのは、中のうねりで解っているけど、あ、まだ。傷つけてしまう、・・・ダメだよ。
利き手を伸ばし後ろ手で、私の雄を探す。
握り、その熱さに、色っぽく息を吐く。腰が動いて私の物へ向い。
うっ、なんと動きで指を抜かれてしまった。困ったことに、今日の千色はかなり積極的なようだ。
「僕、僕が、し、ます・・・ね?」
「ち、ちぃ、だ、だめだよ。こ、コラ!止め・・・ぁあっ!!」
ひくつく後孔のサイドを広げんが為に、左手も添えられて
肩で半身を支え、腰だけを突き出した、卑猥な姿勢で、私の物を無理やり含む。
呼吸で痛みを和らげていても、きっと、まだまだ、痛むのか、声にならない悲鳴を飲んで。
少しずつ、私を飲み込もうとして行く。
色めいて壮絶な痴態に、私はたまらず、放っていた。
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