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誰に何て言われようと。
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帰りの会開始を知らせるチャイムが鳴り響く中、
ボク等は校門を抜けた。
ボクは何も持たずに、八尋くんに導かれるまま歩いた。
お互い、言葉を交わさない。
ただ、八尋くんは楽しそうに鼻歌を歌っていた。
ボクはそんな彼が、怖かった。
やがて、 小さな廃工場に辿り着いた。
八尋くんは、迷いなく入っていく。
抵抗の為に進行方向と逆に力を加えるボクを、無理矢理引き摺って。
工場の中は、機材撤去の途中っぽかったけど、思っていたより片付いていて、広く感じた。
八尋くんは、ボクの手を掴んだ腕を前に向かって力任せに振った。
ボクは、埃と砂で汚れた床に叩きつけられる。
全身に痛みが、走る。
"八尋くん?"と震える口を必死に動かした。
八尋くんは、いつものように目を細めて笑っていた。
彼の靴底が、ボクの頬に押し付けられる。
"条件、飲んでくれるよね?"、と
まだ明かされてもいないのに、ボクに強要する。
ボクは、震えた声で、承諾した。
拒否したら、何をされるか分からなかったから。
"ありがとう"と八尋くんは微笑み、
出入り口に向かって合図をした。
入って来た、数人の女性。
制服を着ていたから、高校生くらいだろう。
彼女達は、ボクを見てニヤリと笑い、そこら辺に散らばったパイプイスに腰を下ろした。
ボクは訳が分からず、八尋くんの顔を恐る恐る覗いた。
ボクの視線に気づいた彼は、ボクの頬から足を放し、にっこり笑った。
"彼女達を楽しませてあげて"と。
ボクは意味が分からず、目を泳がせる。
そんなボクを彼は優しく抱き起こし、耳元で囁く。
"性・奴・隷"、と。
ボクがバッと体を離したのと、八尋が指を鳴らしたのは同時だった。
立ち上がる女子高生。
彼女達とすれ違いざまに"優しくしてあげてね?"と目を細める八尋くん。
"さて"とリーダー格の女性の声と共に、
ボクは、彼女達の気が済むまで、弄ばれた。
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