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たまには、な。
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?奏side?
教会から出たボク達は、家に帰り、
作り置きしていたクリスマスディナーを食べ、
交互にお風呂に入った。
そして、当たり前のように、
2人で並んでベッドに横たわっていた。
りっちゃんはもう、スヤスヤと寝息をたてている。
ボクは、そんなりっちゃんの唇にキスを落とした。
もう数えられないほど、重ねた唇に。
そっと顔を離し、りっちゃんの頬に手を添える。
柔らかい唇を指でなぞる。
「足りないよ・・・」
触れるだけじゃ、足りない・・・
本当はもっと・・・
ボクはなるべく音をたてないようにベッドから降り、部屋から出た。
そして、静かに隣の部屋のドアノブをひねる。
パチンと電気を点ければ、
部屋全体を埋め尽くすほどのぬいぐるみ達が、ボクを迎えた。
その中には、今日から仲間となった子達も居る。
ボクは自分のベッドにダイブし、
天井を見上げた。
それが、ボクの精神統一。
でも、逆効果だった。
その瞬間に戻ったように蘇る、
ゲームセンターでの出来事。
ボクが突き飛ばしたことで起きた、
あの事故。
りっちゃんに押し倒されたようになった、あの体勢。
眩しい照明の光を遮る、りっちゃんの体。
普段感じたことのない、りっちゃんの重み。
耳元に掛かった、りっちゃんの吐息。
「りっちゃんのバカ・・・」
ボクは目を閉じて、自分の指を口の中に入れる。
舌と指が絡まるたびに、くちゅくちゅ、とエッチな音が鳴る。
それはボクの耳を刺激し、体の火照りが増していく。
片手でパジャマのボタンを外し、
胸の突起をクリクリと触る。
「んっ・・・///」
漏れ出す声を必死に隠そうと、
うつ伏せになるように体勢を変え、
背中を丸める。
その間も、口の中の指は止まらない。
体勢を変え終わると、またはだけたパジャマの中に手を入れる。
擦ったり弾いたり、引っ掻いたり、
次々と自分を責めたてていく。
声を抑えるのが苦しくなるくらい。
前ならば、この程度で満足出来た。
でも、今は違う。
止まらない。
止められない。
もっと先を求めてしまう。
この先の、快楽の渦を。
リアルな感触を、知ってしまったから。
あの、夜に。
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