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幸せとその裏にあるもの .7*
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桜side
「…ッあ…ぁん…!なゅ…なゆ…!ふぁ…ぁっあぁん!!」
「…ッ…はむ…ふ、桜…気持ち良い?」
乳首を唇で弄りながら、那雪は意地悪に聞いてくる。
コクコク頷けば満足そうに笑い、ズンッと欲望を突き動かされる。
「ひぁッ!…は、ぅ…ぁあッ…!!駄目ぇ…ソコはッ…!」
何度も感じる場所を突かれ、優しいけれど、激しい愛撫に頭が白く霞んだ。
強い快楽が怖くて…俺は那雪の首にしがみつき、
ぎゅうぎゅうと那雪のソレを締め付けた。
「…ッ…ぁ…」
「うぁッ…!激し…ッ…!!なゅッ…や、あぁッ…!あ…!!壊れちゃ…!
那雪ぃ…ッ…!!キス…してぇ…!!」
「…桜…桜ッ…!」
「…ふぅんぅッ…ふ、ぅ…ぅんーーー…!!」
キスしていると、幸せな気持ちで一杯になって、
キスをしながら殊更強くを突かれ、瞬間…ビクビクと身体を震わしてイッた。
ほぼ同時に那雪の熱も弾け、お腹の中に火傷するほどの熱が広がる。
(そうだった…
俺、那雪のが中に入ってくるの、好きだったんだ…)
初めて交わったあの日は、心がこんなにも痛かったのに…
那雪の熱が、あの悲しげな瞳が忘れられなかった。
きっとこの恋の始まりは傷の埋め合いからだったのだろう。
誰かに愛されたいという、儚い願い。
「…んぁ……那雪…好き…」
「桜…俺も、アンタが大好きだ」
俺の…那雪の家族が、きっと本当の意味で幸せになることは無いのかもしれない…
でも、今は那雪がいて、那雪にも俺がいる。
それだけで今は、幸せだった。
*****
………
…………
……………。
物語が、ハッピーエンドで終わるように、
俺達の物語も、これで、終われば良かったのに。
そうだったら心がこんなにも痛くなることも無かったのに。
現実はーーー…
ひどく残酷だったんだ。
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