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嫉妬?
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「何してる。」
「あっ…」
顔を上げるとアーサーが影を作っていた。
アリアは慌てて身なりを整えアーサーに向き直る。
「申し訳ございません…!う、植え終わりました…!」
「…わかっている。……で、何故こうなった。」
アーサーは寝転がるユーリを見下ろすと、少しむっすりした顔でアリアに問いかけた。
(………嫉妬…?)
「…?おい。」
「…ぁ…!…あ、の…えっと…話すと長いんですが……」
「……ユーリも、そんなとこに寝るな。」
「っ…ぁ………ご、ごめんなさ……」
「わ、私が転がしました…!ユーリが…その…もっと笑えばいいと思って……くすぐったら…笑ったので………」
「……………………」
アーサーはおもむろに手を伸ばすとユーリの腹をさすった。
「っ………」
びくりと体を縮こまらせたユーリに、アーサーは不機嫌な顔でアリアを睨みつける。
「…笑わないぞ。」
「…えっ…と……あの…」
「………笑わないぞ。」
「…え………でも…あの、さっきまで……」
「…………、………………」
(頬膨れてる………?)
あまり見ないアーサーの横顔に、アリアはプッと吹き出してしまった。
「…何笑ってる。」
「あ…!いえ………」
「……もういい。余計な用を増やして済まなかった……仕事に戻れ。」
「は、はい!」
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