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計略その3
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「…アーサー様。」
「遅いぞアリア、一体支度にどれだけ…………」
振り向いたアーサーは一端アリアの周辺を伺い首を傾げた。
「………ユーリは?」
立っているのはアリア1人。
その横にも、後ろにも、ユーリの姿はない。
「ユーリは体調が悪くなってしまったようですので……ですから…その、お2人で行ってきて欲しい、と…」
「…ユーリが…?なら買い物は止めに…」
アリアが言い終わる前に、アーサーの眉間には既に深い皺が刻まれていた。
「あ、いえ…!私が看病させていただきます…!なので、ご安心下さい…ユーリも…アーサー様の折角の誕生日なので自分のことは気にしないで欲しいと…」
「………………」
「…アーサー様、お任せ下さい。」
「……………………わかった。任せたぞ。」
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