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妄想主人
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「ねぇ、アーサー……アーサー?…アーサー!」
「…!!なんだ、大声を出して…」
「さっきからそればっかり見て…!早く向こうに行きたいわ。」
「…あ、あぁ…先に行っていてくれ。」
「1人で行けと言うの?私はアーサーと買い物がしたいのに…」
「……もう少し…待ってくれ…」
先ほどからアーサーが眺めているショーケースの中には、幼女が着るような可愛らしい服が飾られている。
もちろん、エイダが着れるようなサイズではないため、エイダに買いたいわけではない。
ユーリの新しい服だ。
いつも同じメイド服を着るユーリに、新しい服を買ってやりたいと、そう思っていた。
「……………………ふむ……」
目を閉じユーリがこれを着用している姿を想像する。
アーサーの買った衣装に身を包み、花畑の中を駆けるユーリ
風に揺られる髪もまた美しい
細められた目がアーサーを捉え………
『…アーサーさま…………』
少々脚色した部分があるが、十分イメージは浮かび上がった。
「………………………買うか。」
「え…?そ、それ…まさか…あの…奴れ……ユーリ…ちゃんに…?」
「…それ以外に誰が着るのだ…」
「えっ…あ、そ、そう…よね……」
「買ってくるから、待っててくれ。」
「………………えぇ…。」
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