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「ユーリ、もうすぐ始まるから準備を…」
「………………」
「あら…ほんとに寝てる……」
規則正しい寝息を立てて眠るユーリを起こすのは少し気が引けてしまい、アリアはいい機会だと近くの椅子に座りしばらく観察してみることにした。
滑らかなブロンドが流れるようにベッドに垂れてときどきサラサラと揺れ、アリアはなんとなくそれを指で梳きながらユーリの顔を眺める。
「……う〜ん……なるほどね…そりゃあ毎晩こんな寝顔を見せられたら……」
「ん……」
しばらく見つめていると、ユーリがきゅ、と一瞬眉間にしわをよせ薄く目を開かせた。
「…あ…ユーリ、起きて。そろそろ準備しましょう。」
ハッと我に返ったアリアは立ち上がりクローゼットに向かう。
「あ…アリアさん…あ…おれ…ごめ…なさ……」
ユーリはアリアの姿を認識すると、擦れた声で謝罪の声を漏らした。
「いいのよ、ここは退屈だったでしょう?仕方ないわ。さ、起きて。ここからが本番よ。」
「は、はい…!」
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